垣根涼介『ワイルド・ソウル』

これもCBC朝PONの本の紹介のコーナーから。
直木賞候補垣根涼介の話のところで多田氏が「昔読んだワイルド・ソウルが凄かった!」というようなことを語っていてちょっと読んでみようと思った。

書き方はアレなところが多くて好みが分かれそうだけど、話はなかなかいい線いけてる。重々しい導入から本編につながるところは見事。

池井戸潤『ロスジェネの逆襲』 藤沢周平『蝉しぐれ』

CBCラジオ朝PONの本紹介のコーナーで新成人のための推薦図書を3冊紹介していた中の2冊。

ロスジェネの逆襲
いわゆる半沢直樹の第3篇。まあ、そこそこ面白かった。

蝉しぐれ
素晴らしい。さわやか。すがすがしい。甘酸っぱい。途中までももちろんよかったのだけど、なんといっても最終章。幸せとか、つらいとかそんな気持ちのレベルを超えて、いろいろあったけどなんとか頑張って生きてきたおかげで、今ここでこうしていられる。それがうれしい。そう思える。
なんていうか派手さはないけど心に染み入ってくる味わい深さ。
こういうのを読んじゃうともう池井戸潤とか東野圭吾とかちょっと痛々しい感じに思えてくる。

2017.01.15 TOEIC Speaking & Writing

受験してきた。
まず第一の感想はこちらの方のブログとほぼ同じ。書類もらう行列が長くてしかも一人一人にいちいち同じこと言って説明して待合室入るまでに10分もかかったり。書類だけ渡して待合室に全員入ってから説明すれば済むことじゃね?もうアホかと。
写真撮るんだけど、人相メッチャ悪くてテンションダダ落ち。できたの確認させろ。撮り直しぐらいさせろ。
会場の中の試験官の説明も適当な感じだったし。試験官って語学学校の職員だよな。上のブログの人も言ってるけど、受験料高すぎるのはこの辺に何かあるような気がする。ちなみに今回隣に座ったやつが異常にでかい声で解答していたためまったく集中できなかった。こんな試験アリかよ。

とはいうものの、隣がいなかったとしても自分の力ではかなり厳しかったことは否めない。Speaking はまあ予想していたのだが、とにかく単語が出てこない。「あー確かこういう意味の単語があったはずなんだけど・・・」と考えてしまって間が空いて、そして最後まで言えずに時間切れ、のパターン。
Writing も考え込んで時間が足りなくなった。特に最後の長い文を書くやつで死亡。300 wordsって意外と多いね。というか、内容にこだわって整合性のある、説得力のある文章を頑張って書こうとしてしまったのがいけなかった。どうでもいい自分の経験とか、なんとなくこう感じるとか書けばよかった。

まあ、これを機会にしゃべる練習も積んで、11月ぐらいにまた受けようかな。次は別の会場にしたい。どこも似たようなものかもしれないけど。

I’m ill

なぜか「私は芸術」と訳されている。英辞郎webで調べたところ、illには「とても[すごく]良い、素晴らしい、格好いい、いかした、粋な」という意味があるとのこと。日本語で「ヤバイ」という感じなのだろうか。