CBCラジオ朝PONの本紹介のコーナーで新成人のための推薦図書を3冊紹介していた中の2冊。
ロスジェネの逆襲
いわゆる半沢直樹の第3篇。まあ、そこそこ面白かった。
蝉しぐれ
素晴らしい。さわやか。すがすがしい。甘酸っぱい。途中までももちろんよかったのだけど、なんといっても最終章。幸せとか、つらいとかそんな気持ちのレベルを超えて、いろいろあったけどなんとか頑張って生きてきたおかげで、今ここでこうしていられる。それがうれしい。そう思える。
なんていうか派手さはないけど心に染み入ってくる味わい深さ。
こういうのを読んじゃうともう池井戸潤とか東野圭吾とかちょっと痛々しい感じに思えてくる。