カシオ計算機 CASSIOPEIA FIVA 206


 まさに「理想のパソコン」

 FIVAは
・机の上においても邪魔にならないし持ち歩いても負担にならないほど小さくて薄くて軽い
・なのにインターフェースはいっぱい付いていて,
・庶民的な(=チープな)作りの割には東芝のチョー美しい液晶が載っててとても見やすい
・非公式対応ながら(のちに半公式対応)Windows2000に完全移行が可能
・Crusoe機にしてはひっかかりも少なくスムーズな動き
・変態液晶にせず基本に忠実な4:3の画面
 と,文字にするとこんな感じに誉め言葉が並ぶんだけど,使ってみてはじめてわかる 「快さ」を感じる機械です。

 パソコンのメーカーとしては超極小勢力のカシオが作ったので, たいして注目もされず,実際後継機もずっと出てないってことは儲からなかったんだなー, と思うけど,なんでこの機種がこんなに知られてないのかはっきり言って不思議。

 今じゃLANの付いてないパソコンなんてほとんど売ってないけど, 2001年春にB5以下のノートでLANが付いていたのは,まだほとんどなかった。
 その辺の先進性もすごかったし,少しだけ話題になった A/Bモード切替も画期的だった。Bモードに載せたものがMP3とFTPだけとか, ダイアルアップもハイバネーションもできないMidoriLinuxだったりで 中途半端だったのが惜しかったけど,モードスイッチはほかのパソコンで 採用するところが出てきてもいいと思う。2つ以上のOSを入れて切り替えて使う人にとっては これは最良のインターフェース。

 Pentium-MのLet's Noteを買ったのでメインからは退いたけど, FIVA206は2001年5月当時,ノートパソコンについていて欲しいものがすべてついている, 理想を実現してくれたパソコンだったことは間違いない。

 R2買った記念に(つーかレッツノートアイコン作った勢いで)作ったFIVAアイコン
 fiva.ico

(2003.07.30)


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