Let's Note R2にvine2.6


 あのな,取り外して母艦につないでなんてきょうび流行んねーんだよ,ボケが。

 最新流行はやっぱりネットワークブート,これだね。

 HDD40GBもあるし当然これにLinuxを入れたいんだけど,手元にあるのはPCMCIAのFDD, PCMCIAのCDD,PCMCIAのCFアダプター。どれもブートできない。ああ,もうダメか・・・

 なんつって,実は事前にBIOSのブート項目に「LAN」があることを確認していたので, これを使ってインストールすることにするつもりだったのですよ。
 最近のパソコンはたいていLANがついてる上に,USBドライブ買ってきても他の パソコンでブートできるかどうかわからない。もうまじめにドライブを買い揃えて おくなんて時代じゃないのだ。

 サーバー側でやること

1.TFTPとDHCPDを動かす

 あれとこれを取ってきて・・・とか書こうと思ったのだが,

Panasonic CF-R1へのVine Linux 2.6のインストール
http://ryusai.hp.infoseek.co.jp/CFR1.htm

 に完璧な説明があったので省略。

2.ブートFDDイメージ,インストール元CDを配置する

 同上。ちなみにワタシはFTP経由で取ってこれるようにしましたが, まあNFSでもFTPでも一緒ですね。

 実際にブート

 BIOSの項目のブートの優先順位でLANを上に持ってくるか, パナロゴとセントリーノマークが出てるところでF12を押すとネットワークブートに行く。

 サーバー側からTFTP経由でブートに必要なものが届いて,プロンプトが出る。ここで

> set CacheNever="ON"
> LoadRamDisk "bootnet.img"
Loading ...
> FloppyBoot

 と打てばbootnet.imgを使って作ったフロッピーからのブートと同じことになる。

setup

 で,Vineをインストールしたことのある人なら誰でも見たことのある画面に。 正直,初めて成功した瞬間は結構感動したりします。

install

 あとはフツーのFTPインストールと同様にやればOK。 ワタシの場合はCドライブを15GBも取ってしまったので,ブートローダーをどうしよ? と思ったのだが,結局上のサイトにある通りのやり方でGRUBを入れてしまった。

boot

 Xを使う

 Videoはチップセットのi855GMなので,VineのデフォルトのXFree86-4.2ではXが起動できない。

インテル(R) 855GM / 852GM チップセット
インテル(R) 82855GM / 82852GM グラフィック・コントローラ
グラフィック・ドライバのアップデート
http://support.intel.co.jp/jp/support/chipsets/85x/85x_graphics.htm

 からドライバーを持って来て入れる。カーネルモジュールとか書いてあるので, kernel sourceにパッチ当ててmake bzImageか? ああウゼー・・・と思ったのだが, うまいことドライバー部分だけコンパイルして,インストールまでやってくれる。 入れたあと,XF86Config-4の調整も必要。 一応こんな風に書けばイイ感じで動いている。

KDE

(2003.07.25)


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