hp psc2150をネットワークで使う(改訂版)
プリンター+スキャナー+コピー+カードリーダー
ヒューレットパッカードのプリンターは普通紙印刷が速くてきれい,
と前から聞いていたのでいつか使ってみたいと思っていた。
BJC-400Jがお亡くなりになり,PM-2000Cも調子悪くなってきたので,
Deskjet5551あたりを買ってみようかと考えていたのだけど,
ふと目に付いた複合機に急に惹かれた。
先月スキャナー買ったばっかりだしなあ・・・と思いつつも,
いちいちパソコンで取り込まずにコピーできるし,スキャナーはCCDで,
立体物もきれいにスキャンできるし。うーん
・・・と迷っていたところに寒さで弱ったPM-2000Cが大騒ぎしだしたので,
思い切って買ってしまった。
評判どおり,普通紙印刷は速くてきれいだし,音がかなり静か。
PM-2000Cは夜中はとても使えないほどうるさかったので,これは助かる。
USBだし,つなぎ換えも簡単だからパソコンに直結して使おうと思っていたんだけど,
問題発生。
ケーブルを抜くと"デバイス停止してから抜けや,ヴォケ!"という警告メッセージが出る。
プリンターやスキャナーではフツーこんなもの出ないんだけど,
CFとかのカードスロットがついてるので,ドライブの扱いになってしまうのが原因。(だと思う)
ドライブならトレイにカード抜き差し用のアイコンが出てるはずなんで,
そっからデバイスの停止をすれば問題ないんだけど,なぜかそいつは出ていない。
うーむ。困った仕様だなあ。何考えてこんなドライバー作るんだか。
スキャナーインターフェースの起動も遅いし,ハードはすばらしいけど,
ソフトはダメねー。>hp
ってわけで結局ネットワーク経由で使うことにした。抜かなくていいし,
送っちゃえばこっち側は楽になるし。
で,ネットワークの設定。会社にずっと貸してたVAIOを返してもらって,
こいつをサーバーにすることにした。
Librettoのメール転送も最近失敗が多いので,メール転送もVAIOでやる。うひょうひょ〜。
↑なんてことを言っていたのが今年の1月。今じゃ最初からネットワーク対応の
psc2550も出ちゃってるのだが,値段も高いし,ドライバが相変わらずアレなので,
しばらくこのまま行く。
お亡くなりになったと思っていたVAIOが復活したので,もう一度VAIOを
サーバーにしてつないでみる。
って言っても,前に書いてたやり方は,プリンタードライバーの研究もかねて
いろいろ余分なことまでやっていたので,今度は手っ取り早く使えるようにするだけに
しておく。
相変わらずVineLinux2.6r1
Vineの上からの印刷はとりあえず後回しにしてSamba経由で印刷。
CUPSも使わない。(←前回の経験で懲りている)
Windowsにはあらかじめドライバーをインストールしておく。
printtoolでrawプリンターを作る。sambaの設定で他のパソコンから
見えるようにしておく。
Windowsでネットワークプリンター追加。
「プリンタの追加」のときにドライバの選択肢にはpsc2150が出てこないので,
とりあえず何でもいいので選んでおいて,追加されたあと,プリンターのプロパティで
変更する。
こんな感じっす。
言うまでもないことですがWindowsから印刷するだけならLinux側にはドライバーは要りません。
スキャナーはLinux側にドライバー(sane用)が要ります。でも入れるだけでいいので楽勝。
hpojをインストール。ptal-init setup を実行して見つかることを確認。
Linux上で scanimage -L で見つかって,スキャンできるようになれば, 普通のスキャナーと同様 /etc/sane.d/dll.conf net.conf,saned.conf の設定でネットスキャナーとして使えるようになる。
で,XSaneやSainTwainでネットワーク経由で取り込みできる。
mount -t vfat -o rw,user,uid=buta /dev/sda1 /mnt/card
みたいにmountして,Sambaで共有すれば当然Windowsから見える。
automountを使うと自動的にmountされるのでさらに楽。
/etc/auto.miscに
card fstype=vfat,rw,user,uid=buta :/dev/sda1
とか追加して,
/etc/init.d/autofs restart
すればいい。この場合 /auto/card (/etc/auto.masterの設定で/autoの下になる)
にmountされる。で,
ls /auto/card
とかすれば勝手にmountされて中が見える。
insmod usb-storage
しておかないとmountできません。
(2003.12.15)
|↑VAIO737|